しの子ちゃん日記。

オタク、オタク、オタク。俳優さんとバスケ観戦が好き。

愛 Scream!

その名の通り、愛を叫びたいと思う。

唐突に何を言っているんだと思う人々がほとんどだろう。だが、この唐突さもご愛嬌だと思って欲しい。最近、推している方がおめでたい日を迎えるとその愛を素敵な言葉で紡いでくれる人をよく見る。最高だと思った。その人の為に時間をかけて言葉を生み出す、それを多くの人々に見てもらう。推しの目にとまることも勿論考えうる。最高の循環以外の何物でもないだろう。ぜひ私もこの素晴らしい一日を、文章という形で祝わせて欲しい。ラブレターというほどでもないが、独白文のようなものなので、「あーオタクが何か叫んでるー」くらいの気持ちで読むことを推奨する。

※この時点で誰のことを推しているか気づいたあなたは神。ジーザス。アーメン。

(アーメンは「それな」という意味なのでこの文脈は崩壊している)

2023年3月19日のことを思い出すと今でも涙が出る件について。

またの名を暴太郎戦隊ドンブラザーズショー第四弾 招く猫には何来たる?Gロッソは大波乱で大団縁!。沼の始まり。人生の転機。エトセトラエトセトラ。ここから私の人生はとても良い意味で変わったと言っても過言ではない。

今でも覚えている。あの瞬間私の頭の中に稲妻が走って、感電したかのように「その人」の虜になったことを。

「その人」のことはドンブラ4弾のGロッソ公演が始まった頃からとても目を引く存在で、カッコよくて素敵な人だと認識していた。勿論お名前も何も知らない。ただただ某コーヒーチェーンの緑のエプロンのような衣装がとても似合っていて、イヌブラザーとの戦闘が最高にカッコよくて、目をひく存在だった。今振り返れば彼にハマるのは至極当然の事だったのだと思う。元々彼の役柄でもあるドンブラザーズの「獣人」や仮面ライダーゼロワンの「ヒューマギア」といった「人間の形をした化け物」が私は大好きなのだ。人間の皮を被っているくせにその内側はとんでもない邪悪だったりする(ヒューマギアはこの限りではないが)ところがとても心を擽る。キレのあるアクロバット、爽やかな雰囲気。100点満点。松竹梅があるとすれば松。いや松以上の何かを賞与したい。

ここまで3月19日の話を一切していないところに筆者の駄文具合が垣間見えているがいよいよ3月19日、日本語が合っているかはわからないがXデー。ドンブラザーズの本編の放送が終了し、FLT前の最後のGロッソということもあり感極まって涙がポロリと出ていた。だが、感極まっている場合じゃなくなることを12時30分公演を楽しんでいる私は知らない。

 

時は来て16時公演。ラスボスとなる猫獣人が手下の猫獣人たちを呼び寄せる。妬ましい鳴き声と共にキレキレのお兄さんお姉さん達がステージに。各々バチくそかっこいいポーズを決めている。

 

ん??

 

ステージの右端を私は見逃さなかった

 

バク宙しながらいらっしゃいませのお辞儀してる人いるんだが??

 

え??

 

誰???

 

ス○ー○ック○の獣人さんやんけー!!!!!

 

何が起きたのか私にもわからなかった。

ただただその人がかっこよ過ぎて、

「なにその技……」と唖然としていた記憶。

他の人が猫の爪を立てる動きやドンブラザーズを睨む表情をしている中、「その人」だけが謎にバチくそに輝いていたように見えた。

ただひたすらに、その人の動きを目で追っていた。素早いパンチ、落ちる時の手足のバタつき具合。全ての所作が美しかった。

恋愛でこの言葉がよく使われる以上語弊を産んでしまう可能性はあると思うがあの時の私の状態を一言で表すならば「一目惚れ」だったのだと思う。ガチ恋やリアコといったものには該当しないが、頭を後ろから鈍器で殴られたような衝撃が終演後もずっと続いていた。

小声でスタ○……ス○バ……と言いながら退場する奇妙な成人オタクが誕生してしまっていたことを推しには絶対知られたくないが。

全ての公演が終わった後、私はどうしても知りたかった。

あの緑エプロンの獣人さんの正体を。

持てる力全てを出し切って調べた結果、なんとか見つかった。

川合立統さん。とても爽やかな方。お若そう。

それが第一印象だった。

※この後川合さんがガチオブガチの同年代と知って発狂する私がいるがその話は余談に過ぎないのでカットさせていただく。

あまりにも目を奪われて、心を鷲掴みにされたこの公演。

その感想をどうしても伝えたくて私はありったけの勇気を出してリプを送ったり、手紙を書いたりなどした。

丁寧に一つ一つお返事やいいねをくれる川合さん。お忙しい中でも合間を縫ってチェックしてくれているのだと光景が思い浮かぶ。ファンのことをすごく大切にされている方なのだな…と心が震えた。

正直ここまで短期間で沼にドップリハマることもないので心はまだその時ハテナでいっぱいだった。どう応援すればいい?あんまり煩いと失礼にならないか?等不安は勿論あった。

不安になっても仕方ないので川合さんのTwitterをひたすら漁る。

 

 

お???

 

 

おん????

 

6月に舞台、あるよ…あるよ…あるよ…(某トゥルーヒーローの木霊)

 

これは行くしかねぇ…覚悟の決まったオタクに怖いものはなかった。

次なる舞台、「恋するアンチヒーロー」に向けて1人のオタクは足を踏み入れるのであった…。

 

え?地上波に川合立統さんの良さを広めたって本当ですか?

 

舞台に向かって全速力でクソッタレな労働と学業を駆け抜けるつもりだった。

つもりだったはずなのに、え、え?

地上波に川合立統さん、出ちゃうってマジ……??

なんと天下のN○K様の番組、「100カメ」で川合さんの所属事務所、ジャパンアクションエンタープライズ様が取り上げられるとのことだ。

は?死ぬが?テレビの大画面に川合さん映っちゃっていいんですか?いやむしろもっと映ってください見せろや金払うぞ

 

予告ビデオ、見ました?皆さん。いや全人類見ろ。序盤は大人気大河ドラマ「どうする家康」の殺陣シーンから始まる。気迫した現場、血を血で洗う戦い。アツい、の一言で済ませてしまうのが勿体ないくらいだ。最後にMCのオードリー春日さんが言う。

「弁当がない、どうする立統!?」

 

はい?

 

 

あの?

 

 

どうする立統??

 

どうする家康の続編ですか?シーズン2確定したんですか?

 

…冗談はさておき、あの天下の芸人の春日が私の推しの名前を呼ぶ日が来るなど誰が予想しただろうか。少なくとも10年前のn学生の私は想像していない。

どれだけ私が誇らしかったか、上手く言語化出来ない。だが川合さんがどんどん大きな舞台へ登りつめている姿を目の当たりにして本当に嬉しかった。今思えば、この瞬間「この人を一生推していく」と心が叫んでいたのだと思う。

 

本編に話を戻す。監督の指導を受けてすぐさま演技に改善を施す川合さんの姿に感銘した。トライアンドエラーを繰り返し、自分の演技に安易に満足することなく、鍛錬を続ける彼の姿に深いリスペクトを今1度贈りたい。

 

私たちの年齢(詳細な年齢は避けるが川合さんと同年代くらいとしておいて欲しい)になると大人の言うことはどうしても聞けない、ウザイ、うるさいと思ってしまうことも多いと思う。自分のやり方に固執して、他者のアドバイスが上手く耳に入らないことだって日常茶飯事だ。川合さんは違った。人からのアドバイスを真摯に受け止め、フィードバックに常に感謝できる、陳腐な言葉にはなってしまうが、素晴らしい人だ。頭が年々私は固くなり職場での上司のアドバイスに反発してしまうこともあるので見習うべき点である。

 

お弁当の件ですね。皆さんお待ちかねの。

まずきちんとお食事とれてよかった。腹は減ってはいい演技はできませんからね。あのシーンは面白枠として捉えられることが多いが、果たしてそうだろうか?

私はあのシーンには川合さんの気配り上手な面が敷き詰められているように感じた。監督に報告する際も、彼は「良い嘘」をついた。自分たちのお弁当を渡したスタッフの方々を守った「優しい嘘」だ。スタッフのお弁当を渡した事実が知られてはスタッフの方も川合さんも良い方向には向かわない。だからこそ誰も傷つかない道を選んだ。細かいところまで気が回る。川合さんの長所全部詰め合わせセットなのか?というくらい濃厚な番組だった。N○Kさん、リュウトさん🔰、最高です。

今度こそ私は恋するアンチヒーローに向けてアップを始めた。

イル恋、おかしいよ。おかしいよ。こわいよ。

イルカ団が主催する「恋するアンチヒーロー」は通称イル恋と呼ばれていて、これからもこちらの略称を使用する。アクション、コメディ、ホロリな展開、全部詰め込まれた最高の喜劇である。川合さんが演じたガルブルーは所謂チャラ男で(ここだけの話だが)川合さんに対して抱いていた初期のイメージと正しく同じだったのだ。テレビでよく見るようなチャラ男芸人が2人脳内に浮かぶような喋り方に反して、垣間見える薄暗さ。見れば見るほど印象が変わってくる味のあるキャラクターだ。これは私だけ抱いている感情かもしれないが、ガルブルーが1番闇深くて本性が読めないキャラクターだと思っている。レッドやピンクが言い合いになっている時も「またやってるよ…」という表情を浮かべたり、時折浮かない顔や真顔が入ったり…とチャラチャラニコニコ話している時とはまるで違う。これを川合さんが意識してやっているかどうかは私にはわからないが、天才。この一言に尽きる。

他の人がもしガルブルーを演じたらどうなっていただろうか?ただのチャラチャラしていてニコニコしているだけの、味気ないとは言わないが、物足りない、何か一つ欠けたキャラクターになっていたのではないだろうか?後述するが、本来の性格が真面目で冷静沈着な川合さんが演じたからこそ、ブルーの役が引き立ったのだと思っている。

なんとこの作品、お芝居パートだけでなく、ヒーローショーもあるのだ。ここはGロッソか?素直にそう感じていたのを覚えている。客席降り、ファンサ、階段でのアクション。とてつもないくらいてんこ盛りだ。川合さんのアクション、やっぱり安定です。流石です。キレキレのビュンビュン。半端ない。もちろん後述するが、川合さんのアクションシーンにはなんとあの緑エプロン猫獣人のアクションが含まれているとのこと。あそこだ!!という風に普段から鈍感な私でさえ気づけたのでかなり分かりやすく動いてくれていたのだと思う。生で見たい方はぜひ円盤をご購入ください。(今思えば、正義のヒーローが悪の獣人と同じアクションをしていたので、正義なの!?悪なの!?どっちなんだーい!!とはなる案件である)

壁を蹴ってからのキックやバク宙。容赦なくオタクの横に座ったり前に座ったりとこれでもかと言うほどのファンサ。これが1部公演は無料だったりしたのだ。怖くないですか?もう我々、お腹いっぱい越えてお腹はち切れそうですが?

皆さん。これに留まりません。おかしいです。オタクと推しとの交流会、面会あるよ(食い気味トゥルーヒーロー)いやいやいやいやいや大丈夫?オタクくん心臓持つ?無理でした。死にました。コミュ障オタクには早すぎた。運営さん毎回トイレ篭って気持ち落ち着けててごめんなさい。

参加した全8公演の会話を振り返ってしまうと夜が明けてしまうので所々掻い摘んで話をしたいと思うが初日にとにかく緊張して腰が抜けていたことを今でも覚えている。

イエロー役の森さんが「りゅうとくん?」みたいな感じで声をかけてくれて川合さんを連れてきてくれて私はとにかく死んでいたことを覚えている。はわ、はわ、はわわ、と某ちいさくてかわいいやつらの如くパニクっていたと思う。それでも川合さんは神だった。クソ早口でオドオドしていて落ち着きのないオタクの話を最後まで丁寧に聞いてくれていた。何回か行くと顔を覚えていてくれていてコミュ障すぎた私に対してなんと川合さん自ら私のいる方に向かっていってお話してくれたのでもう土下座案件でしかない。

これは100カメでも感じていたことではあるが河合さんはとにかく謙虚で向上心が高く、自分の現状に満足せずに上を見ているところがすごく私は好きなのだと思う。実際お話中も「今日のアクションはダメでした」といった自分なりの評価や「今日のアクションはいかがでしたか?」など私の感想を自ら聞くなど積極的に自分の演技を見つめ直す時間を作るところが尊敬に値すると思う。誤解釈が含まれていたら申し訳ないのだが、Gロッソと舞台の演出の比較の話をした時があったと記憶している。どうやら私たち観客からアクションが見えているかを知りたかったよう。至極当然のことではあるが、改めて「役者も全力を出して演じているのだから、我々観客も全力で作品を味わい尽くすべきだ」と感じていた。ファンも熱意の籠った感想を推しに届けるべきだという自論を持っている。川合さんの熱意に応えられるファンでこれからも居続けたい。

お別れする頃には「じゃあ次は蒼天の宴(当時の次回演目)で…!」といった軽いジョークも交えてお話出来るようになった為私のコミュ障も少しずつ川合さんのお話を真剣に聞いてくれる姿勢のおかげで和らいでいったのかな…と感じている。余談だが私がアルバイトと授業の兼ね合いで行けなかった日に私を探した結果どこにもいなくてビックリしたということを川合さんから聞いて笑ってしまった。いつもいるもんね。

 

ちなみに購入した応援絵馬には一人一人に直筆のメッセージが込められている。Gロッソでのアクションと同じものが含まれていると知ったのはこのタイミング。気づいた時のニヤニヤは止まらなかった。誰ですか緑エプロンさんのアクションすると決めたのは。金の延べ棒を授与しなければですね。自室のドアの前に飾ってあるので毎日川合さんの直筆メッセージを見ながら登校・出勤しています。

 

その後の出演作品である蒼天の宴や西遊記も振り返りたいところだがそれはぜひまたの機会に、ということで一度筆を置こうと思う。

 

こちらは蒼天の宴のサイン入りポスカ。香水集めがお好きとのことだったのでイル恋の千秋楽の日に香水をお渡ししたところお好みだったようで何よりも嬉しいご報告だった。ちなみにその日の面会の第一声は(記憶違いでなければ)「なんですかこれは……」とニヤニヤしながら川合さんが歩いてきたのをまだ覚えている。推しの喜ぶ顔が見たいのでオタク、これからも精進します。

 

川合さんのおかげで今人生、最高に楽しいです。どの人を推していた時よりも1番人生が充実しています。川合さんがお芝居やアクションに真摯に熱意を持って取り組んでいる姿勢が何よりも大好きで私もそれに着いていけるようなファンでありたいと常に思っています。沢山の大きい舞台へのご縁があり、私も今までは足を踏み入れたことのなかったジャンルに手をつけ、その面白さを川合さんのおかげで知る日々です。まだまだ応援する身として未熟な面(4弾のGロでアノーニやってたことに気づかなかった点は猛反省します笑)は多くあると思いますが、どんな道に進んでも私は川合さんの選択を全力で応援するまでです。

改めまして、12月30日、22歳の誕生日おめでとうございます。

これからの1年が川合さんにとって光溢れるものになるよう私心より願っております。

 

 

愛知に向かう夜行バスより、愛をこめて。

しの子。